理想的なバランスは動物性:植物性が3:7です

本来私たち人類の食性は、モンゴルなどの遊牧民族やアラスカなどのエスキモーを除けば、かなり草食・穀物食に偏った雑食です。動物性食品はいつでもいくらでも食べられるわけではない贅沢な食材でした。近代になり経済的に豊かになった国では急激に動物性食品の摂取量が増え、それと共に様々な生活習慣病が増加してしまいました。長い進化の過程でつちかってきた「生物の食性」は50年や100年では変えられないのです。
肉類、卵(特に卵黄)、乳製品を減らし野菜、穀物、いも類、海藻類をしっかり摂りましょう

日本人は肉食となじみが薄い民族

縄文時代の後期(約3000年前)に私たちの祖先はすでに水田稲作を初めました。アワなどの雑穀を含むお米を主食におかずを食べるという食文化の始まりです。日本は周囲を海に囲まれ、河川も豊かなため魚介類が主な動物性たんぱく源、狩りが成功すれば鳥獣肉を食べることもありました。675年 に天武天皇により「肉食禁止令」が発布されてからは動物性たんぱく質は魚から、植物性たんぱく質は大豆と米からという、現代医学の観点から世界でも飛び抜けて健康的と高く評価される食文化が形成されることになります。この禁止令はおよそ1,200年間という長きにわたり1871年(明治4年)まで続きました。明治以降は少量ずつではありますが牛肉、豚肉を食べるようになりましたが、第二次世界大戦後から現在にかけてその消費量は10倍に跳ね上がりました。今ではタンパク質=肉というイメージが強いですが、長い進化の過程を考えると実は日本人の体にとってはなじみの浅いたんぱく源なのです。
動物性食品の中では何と言っても肉より魚!他の先進諸国では健康志向が高まり肉(特に牛肉・豚肉)の消費量は減少傾向にあります。一方で残念ながら日本人の肉の摂取量はいまだに増加し続け魚離れが進んでいます。魚介類は日本人の体ととても相性が良いのです。日々の食事に上手に魚を取り入れましょう。